~みなみ編㉑~ YOUは何しに日本へ?=インド人シリーズ=

2017/09/15 学生に聞いてみた

日本に居ながら日本人がマイノリティであるコミュニティで修行中のみなみです。この国際的な環境を活かさずにはいられない、ということでテレ東やバナナマンの許可も取らずに書いてみましたYOUは何しに日本へ?インド人シリーズ。

 

1人目はAsha。通称アーシャです。南インドカルナ―タカ州出身(私が留学していた町からバスで2~3時間、私のインドの大学のことも知っていたし、こんなに広いインドでなんという偶然‼)。今、彼女は栃木県西那須野に位置するアジア学院という学校で今年の4月から9カ月間、アジアやアフリカの国々からの生徒と一緒に有機農業やリーダーシップを学んでいます。そして私もそこで住み込みボランティアをしているので友達になりました。

 

日本で他の生徒たちとの集合写真、前から二列目左から3人目、サリーを着ていますね

右から2人目がアーシャ、インドで働いている様子

 

~アーシャは何しに日本へ?~

インドでは経営学部の社会学を専攻し、森林の少数民族の権利を守る団体で地域開発指導員として働いていました。同じ団体の職員も何名か、この学校の卒業生で繋がりがあったので、アーシャも学びたいと思い来ることを決意したそうです。

 

日本の畑で農作業中のアーシャ

 

~日本についてどう思う?~

日本人はルールをよく守るし、交通も整っているし、衛生環境も良い。他人への尊敬や礼儀も素晴らしい。そしてお年寄りがとても活動的‼活発‼しかし、アーシャが日本で問題視していることがあります。学校の生徒たちが山形の有機農場や農村地域を訪ねるスタディーツアーに参加した時に感じたことです。日本の農業は知識や技術はあるが働いているのはお年寄りばかりだ。農家に生まれた子どもも学校を卒業してから都会に出るので農業を継いでいかない。70や80歳を超えた人たちがまだまだ働いている。これからの日本の食を支えていくには若い人たちも農業や職について意識していく必要があると、言っていました。

 

~インドに帰った後はどうする?~

ここの学校は9カ月で卒業なので今年の12月には卒業してそれぞれが自分たちの国に帰っていきます。アーシャは帰国後の3月には通信教育でマスターをとるための試験があります。そしてこの学校で学んだ事を活かしながら元の団体で働いていくことでしょう。インドの森林で暮らす少数民族の権利を尊重するために…

インドの職場、私にとっては見慣れたカンナダ語で書かれています

 

 

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